今回はトルコ産パスタについて調査しました。
トルコ産パスタの特徴や安全性
トルコ産パスタの特徴は、イタリア産のパスタよりも麺が細く値段がとにかく安いです。
パスタの麺が細いため、べたつき感があって時間が経てばパサつきも感じます。
なんでも合うというよりかは、スープパスタや和風パスタと相性がいいです。
イタリア産のパスタでも、ピンキリ値段で販売されていますが、トルコ産のパスタは500gで100円ほどになります。
安さのあまり警戒する人もいるようです。
味の問題や放射能の危険性が関係しているからでしょう。
トルコ産だから危険という情報は、デマであって安全性の違いはありません。
例えば日清マ・マーのロングパスタは、トルコの工場で製作して輸入してるのでトルコ産です。
他の日本のパスタも、原料はトルコ産やイタリア産を輸入して製造しています。
そんなトルコの料理は、世界三料理の1つとしても名を上げており、「味の研究所」として昔から言われていました。
トルコ産パスタは、安心・安全で料理次第で美味しくなることが特徴です。
トルコ産パスタが安い理由とは?
トルコ産パスタが安い理由をまとめました。
1.小麦粉が豊富にあるため
2.主食の違いから生産量が多いため
トルコ産パスタが安い理由1:小麦粉が豊富にあるため
まず1つ目は、原料となる小麦粉が豊富に生産されているためです。
パスタは、小麦粉・卵・水で作られます。
トルコでは、地理的に乾燥地帯であるため小麦が育ちやすい位置にあります。
あまり知られていないですが、世界有数の小麦生産地として中心地の中央アナトリア高原では、半乾燥気候が特徴的な広大な敷地です。
そのため、生産量も多く恵まれた土地で、良質な小麦が生産できます。
原料も工場も豊富なことで、地産地消・大量生産の取り組みによって安くなっていると言えますね。
日本では、広大な敷地もなく環境が悪い事で生産量が低く、それにかかる人件費も加算されるため高額です。
トルコは、労働力の賃金水準が低いので日本よりも設備や機器、人件費全てが安く済みます。
また、海に面した位置にあるため輸出入もしやすく全体的にコスト削減となっているのでしょう。
トルコ産パスタが安い理由2:主食の違いから生産量が多いため
2つ目は、トルコとの主食の違いのためです。
パスタなどの小麦製品は、生産量が多く、消費量も多いことで安く提供できると言えます。
小麦は、何世紀にもわたってトルコ料理に欠かせない主食として定着し今に至ります。
海外に主食という定義はあまりないですが「多く食べる食材」として小麦があげられるそうです。
その地域で作られたもの、その地域でいただくことでコスト削減には多く関係しています。
日本のお米を海外で食べると、日本より割高になることと同じです。
その地域に適した生産物が主食となり、需要と供給が成立しているため単価も安く提供できます。
小麦のエネルギーは、100g約350キロカロリーで、白米100g約156キロカロリーより多いです。
世界3大穀物でもある、お米・とうもろこし・小麦。
それぞれ国の文化によって生まれた価格の差と言えます。
トルコ産パスタがまずいとの声はなぜ
トルコ産パスタがまずいという声があるようです。
歯ごたえが柔らかく、コシやもっちり感が欲しい人には合わないようです。
イタリア産のパスタは、イタリア人の好みである「硬め」に設定されているので、国によって食感の違いで差があると思われます。
トルコ産は、茹で加減によっては麺がブチブチ切れる仕上がりになったという声がありました。
食べ応えもなく、麺が切れるという声が「まずい」と認識されたのでしょう。
トルコ産のパスタがまずいというより、食べなれないことが原因とも言えます。
インドのカレーはスープのようにベシャベシャしているのに対し、日本のカレーはとろみが重要です。
お米だと、日本人は丸くてモチモチした食感を好みますが、世界で8割を占めているインディカ米は、パサパサして細長い特徴があります。
前述した日清マ・マーのパスタはトルコ産ですが、美味しくて人気ですよね。
これは、日清が日本人好みのパスタになるように工夫して製造しているためです。
国によって好みが違うので、日本人からしたらトルコ産のパスタが口に合わないとも言えます。
もしかしたら、価格が安いため勝手に「まずい」判断したという人もいるかもしれません。
味・食感の違いは、製造方法と産地で大きく異なり、国によって好みで製造されていると考えましょう。
トルコ産パスタはどんな人に向いている?
トルコ産パスタは、スープ系のパスタが好きな人におすすめです。
イタリア産は、硬めが好きなイタリア人好みに設定されているため、トルコ産が柔らかく感じます。
しかし、味は変わらず料理次第ではイタリア産よりも美味しく食べる事ができるパスタです。
何より、お値段が安いのでレパートリーの多いパスタは、食費の助けになりますね。
トルコ産でもパスタの種類によって麺のコシの違いもあるので、試しに色々食べてみてください。