今回はエールベベ・サラット3ステップの口コミ・評判を調査しました。
エールベベ・サラット3ステップが売っていない?生産終了はなぜ?
抱っこ紐やベビーカー、マタニティグッズのほか、新生児からジュニア用のチャイルドシートなどを扱っている、エールベベ。
筑波山を臨むことができる茨城県結城市にある自社工場で、チャイルドシートを生産していますが、エールベベサラット3ステップが生産終了とのこと。
どうして、生産を終了してしまったのか、その理由を探ってみました。
安全性の問題か!?
1999年6月の運輸技術審議会答申において、「自動車の安全性に関する比較情報、安全装置等の有効性等に関する情報等消費者が選択の際に利用できる安全情報や、交通事故の概況、自動車の正しい使い方、日常点検に係る必要な情報等一般的な情報を「総合的な安全情報」としてとりまとめ、定期的に公表する。」とし、2000年度から自動車交通局のホームページ内に、「自動車総合安全情報」として公開をスタートしました。
そのサイト中で、チャイルドシートアセスメントの評価も掲載しているのですが、前面衝突試験での結果について、2007年度における「エールベベサラット3ステップ」は、ダミーの肋骨が最大限まで変形したとの実験結果がまとめれていました。
インパクトシールドタイプのチャイルドシートについては、インパクトシールドがダミー胸部や腹部に計測範囲を超える大きな変形を生じさせるため、正しく計測できないことから、腹部圧迫計測を開始した2003年度以降の試験対象機種の前面衝突試験の総合的な評価を行っていないとなっていました。
安全基準を満たしているから製品化できたエールベベサラット3ステップですが、このような実験結果を突き付けられたことは、製品を製造し続けても今後の需要が低迷すると判断して、生産を終了した可能性が考えられそうです。
エールベベサラット3ステップだけでなく、アップリカのユーロジュニアやチャイルド&ジュニアシートムービングサポート、RECAROのStart R1も同じインパクトシールドタイプですが、現在は販売していないようです。
このことからも、エールベベサラっと3ステップだけでなく、インパクトシールドタイプのチャイルドシートに対する安全性の懸念から、需要が減ったことも生産終了の一因となったと考えられそうですね。
新安全基準でリニューアル
チャイルドシートの安全基準が従来のR44から、新基準のR129へと2023年9月1日付けで完全移行されました。
エールベベサラット3ステップの安全基準は、旧式のR44に合わせた製品だったので、生産を終了したと考えられます。
新規格のR129に適合したエールベベPAPATTO Rを集中して、販売することになったのでしょう。
R44は前後からの衝撃のみの基準でしたが、新基準のR129は前後にプラスして、ドア側からの衝突にも耐えられる安全性を追求した基準になっています。
エールベベサラット3ステップの新品購入は在庫限りとなってしまっていますが、これから購入を考える方は、新基準R129に適合したPAPATTO Rについても、ご検討くださいね。
そもそもエールベベ・サラット3ステップとは
1歳から4歳ごろまでのチャイルドシート、3歳から7歳ごろまでのハイバックジュニアシート、7歳から11歳ごろまでのジュニアシートと、1台で3役の機能をもちロングユースが出来る優れもの「エールベベサラット3ステップ」。
お子様をベルトで直接締め付けないインパクトシールドタイプのチャイルドシートで、肩ベルトが苦手なお子様にもお勧めの商品です。
可動式のヘッドレスト、リクライニング機能、80㎜の厚みのあるヘッドプロテクションのほか、サラサラのメッシュカバーと22個のエアホールで蒸れにくく快適に座れるチャイルドシート。
安全基準がR44からR129に変わってしまったため、生産は終了してしまいましたが、エールベベサラット3ステップが気になる方は、通販サイトや中古販売店などをチェックしてみて下さいね。
エールベベ・サラット3ステップの良い口コミ
インパクトシールドで、付け替えも楽チンのチャイルドシート「エールベベサラット3ステップ」について、どんなポイントが高評価なのか、口コミをまとめてみました。
肩ベルトなしが良い!
インパクトシールドのチャイルドシート、エールベベサラット3ステップ。
肩ベルトを外して抜け出してしまうこともなく、めちゃくちゃ楽とのポストがありました。
また、ある程度大きくなったお子さんなら、自分で勝手に座ってくれるというのも高ポイントのようです。
付け替えが簡単!
コンパクトで載せ替えも軽くて楽!乗せやすいです!小柄な1歳半ですが脱出せず、おとなしく乗ってくれます。
(引用:楽天市場)
下の子にチャイルドシートを譲るため、こちらを購入しました。
(引用:楽天市場)
肩ベルトをよく外していたので、インパクトシールドタイプを検討。サイバックスのパラスか、ネビオも迷いましたが、出産で何台かの車に付け替えしたい為、こちらに決定しました。
何度か付け替えしましたが、妊婦でも持てる重さです。今までのチャイルドシートに比べて、こんな簡単に設置できていいのかなと最初は思いました。
2歳7ヶ月、95センチ、14.5キロの子で問題なく使えています。
自分からさっと座ってくれて、抜け出す様子は全然ありません。うちは買ってよかったです。
製品重量5.1㎏のエールベベサラット3ステップ。
コンパクトだし、妊婦の方でも持てる重さで、付け替えも楽々スムーズという声があがっていました。
上のお子さんが自分から進んでエールベベサラっと3ステップに座ってくれるのは、お腹に赤ちゃんのいるママにとっては、体への負担も軽減出来て、とっても助かりますね。
お子さんがニコニコとチャイルドシートに座ってくれるエールベベサラット3ステップで、楽しく安全なドライブを満喫してください。
エールベベ・サラット3ステップの代替品は?
エールベベサラット3ステップと同じ、インパクトシールドのチャイルドシートについて、2点ご紹介します。
cybexパラスGi-Size
cybexパラスGi-Sizeは、インパクトシールドでありながら、新基準のR129に適合したチャイルドシートです。
身長基準を76cm(かつ生後15か月)から150cmとし、1台で10年以上の快適性と安全性を提供してくれます。
アジャスト機能付きのインパクトシールドで、正面衝突時のお子様の首への衝撃を40%軽減、お子様の身体への衝撃は大きなインパクトシールドで広く受け止めて分散して、首の負担の軽減と共に頭部全体を保護してくれます。
ヘッドレストはリクライニング機能があり、快適な睡眠と安全をサポート。
更に、リニア・サイドインパクト・プロテクションで、側面からの衝突からお子様を守ってくれます。
ユーロジュニアインパクト01
(出典:ヨドバシドットコム)
アップリカのユーロジュニアインパクト01です。
身長75cmから145cm以下、体重は9㎏以上36㎏以下を対象としたチャイルドシートです。
クッション性のあるヘッドサポートで、お子様の寝姿勢をサポートしつつ、頭部への衝撃を軽減。
ショルダーサポートやハイバックヘッドレストも、成長に合わせて調節できます。
インパクトシールドタイプのチャイルドシートを探している方は、こちらの2つの商品もぜひ候補として検討してみて下さいね。