今回はなかたに亭の閉店理由について調査しました。
なかたに亭の閉店理由とは
なかたに亭の閉店理由は具体的には公表されていません。
考えられる閉店理由を考察しました。
1.新型コロナ感染症の影響のため
2.息子と共同経営の可能性
理由1:コロナ禍の影響
まず考えられるのは、新型コロナ感染症の影響のためです。
外出規制がかかり、遠方からだけでなく近場の人たちもケーキを買い求めてくる数が減りました。
そう考えると、コロナ禍の客足はかなり減ったため売上も多少落ちたことが考えられます。
しかし、連日行列ができるほどの人気店なので、新型コロナ感染症が落ち着いた後も「売り上げが落ち続けた」という事はなさそうです。
そう考えると、物価高の影響や仕入れ難の影響が考えられるでしょう。
新型コロナが収束しつつありますが、その後の物価の流れは悪くなっています。
なかたに亭は、現地の食材をとても大切にしています。
例えば、なかたに亭人気No.1お菓子の「カライブ」は、カリブ諸島のカカオを使用したチョコレートケーキ。
このカリブ諸島のカカオは他の商品にも多く使用しています。
また、トルコ産のドライ無花果を使用した「ケック・オ・フィグ」、ヘーゼルナッツのケーキなどもあります。
海外の仕入れは、コスト面を考えるとコロナ前の頃に比べて倍以上の値段です。
コスト面以外でも、仕入れ数の限りも出てきます。
こういったコロナ禍に起きた影響は少なからずあるでしょう。
理由2:息子と共同経営の可能性
2つ目は、まだ憶測にすぎませんが、息子と共同経営するためです。
なかたに亭のパティシエ中谷 哲哉さんの息子が経営する「ヤードコーヒー&クラフトチョコレート」は、姉妹店として2019年にオープン。
さらに、2023年1月に、大阪府大国町に「ヤードコーヒー&ハウス」をオープンしました。
ヤードコーヒーのコーヒーは、なかたに亭のお菓子と合うように豆が焙煎されています。
つまり、ヤードコーヒーでもなかたに亭のお菓子が食べられるということです。
淹れたてのコーヒーをイートインで頂くこともできますし、テイクアウトも行っています。
息子があとを継ぐ形ではなく、「共同する」という新しい親子関係、親子だからこそ息の合ったコラボが誕生したのでしょう。
父・中谷哲哉さんが、インタビューで「さらに新しいものを生みだしたい」という期待を胸に語っていました。
「最初、『ヤード』は『なかたに亭』が進化したものと思っていたけど、店を始めてみたら別モノ。正直、(ひとつのことを)30年もやっていたら行き詰まることもある。新しいことをやりたいと思って『ヤード』を始めたら、これまでに気づかなかった『なかたに亭』の魅力も見えてきて。ふたつの店をやることで、さらに新しいものを生み出せたらいいなと思っています」
引用先:Lmaga.ニュース
ヤードコーヒーは、2024年現在2店舗を展開してます。
なかたに亭のお菓子をヤードコーヒーに提供するのではなく、1つに合同して新しいお店になるのではないか考えられます。
もしかしたら、親子での共同経営でもっと大きくなっていく可能性もあるかもしれませんね。
なかたに亭(大阪)とは
なかたに亭とは、大阪・上本町にある創業1987年の洋菓子店です。
2024年3月17日に閉店。その長い歴史を閉じました。
ケーキやクッキーなどの販売の他に、28席のイートインスペースがあります。
店内製造なので、出来立てのお菓子をその場で食べられるのは嬉しいですね。
イートインスペースは、少し早めの2月18日(日)をもって終了しました。
もともと、フランスの食文化に影響を受けた店主が、日本との伝統的な組み合わせのお菓子を目指してオープン。
ヨーロッパを感じる建物で、外観も店内も癒しを与えてくれる空間になっています。
時代とともにお菓子作りにも変化を加え、素材を活かしたシンプルなお菓子を提供。
近鉄電車「大阪上本町」14番出口から徒歩2分の場所で、駐車場はありません。
閉店を発表してから、平日休日関わらず行列になった人気店でした。
いかに、愛されてきたお菓子屋さんかが分かりましたね。
なかたに亭の近くにあるおすすめのお菓子屋は?
なかたに亭が閉店してしまいましたが、近隣にもおすすめの洋菓子店がありますので紹介します。
patisserie il de PETITE FEVE
まず1つ目は、プチフェーブです。
ケーキよりタルトやパフェが人気の洋菓子屋さんです。
店内には、3席のイートインスペースがあって、こじんまりとした雰囲気となっています。
季節のパフェは、見た目のインパクトや甘すぎない美味しさが人気です。
例えば、コンポートしたフルーツと、フレッシュなフルーツの組み合わせで、上品な食感で味わえたり、フランボワーズソースを後がけで味変も楽しめます。
見ているだけでも、ワクワクするお店ですのでぜひお立ち寄りください。
patisserie natura
・大阪府天王寺区筆ヶ崎町5-38
2つ目は、ナトゥーラです。
身体に良いものをモットーに「糖質カットスイーツ」を多く取り扱っている洋菓子屋さん。
天然甘味料の「羅漢果」や「小麦ふすま粉」などを使用し、ヘルシーさにこだわっています。
健康志向の人が増えてきている今の時代、糖質オフのスイーツも人気を集めていますね。
patisserie naturaさんは、オンラインショップもしているので、近くに住んでいない人もぜひチェックしてみてください。
ケーキ・ド・コーキ
看板商品「大阪夕陽丘とろまーじゅ」は、年間5万個以上を売りあげる人気の半熟なめらかチーズケーキです。
口に入れると、すーっと溶けていくような不思議な食感と上品な甘さクセになります。
1999年にオープンし、ヨーロッパ最高級チョコレートを使用したこだわりのあるお店。
国内外からフルーツを取り入れていて、良いものを全てパティシエが厳選しています。
こじんまりとした店構えですが、町に寄り添った洋菓子屋さんです。