今回はまこと食堂について調査しました。
まこと食堂の閉店理由とは
まこと食堂は2023年9月30日に閉店しました。
閉店理由として考えられるのは『後継者問題』・『食中毒問題』・『お店の体制』です。
後継者問題
『後継者問題』ですが、4代目の佐藤リカですが3代目のお父さんの後を継いでいます。
最初は安易な考えで継いだとの事ですが、創業73年となればプレッシャーは大きいでしょう。
3代目のお父さんが60歳を機に引退宣言をし、佐藤リカさんは35歳で4代目になりました。
多い時で1日300人が来店するとの事で、4代目を引き継いだ時はさぞかし苦労したと考えられます。
代々まこと食堂は家族が継いでいますが、時代は変わってますので、必ずしも子供が継ぐ必要もありません。
苦労した分、子供には継がせたくないと考えたのかもしれません。
食中毒問題
次に『食中毒問題』ですが、まこと食堂は過去に少なくとも2回食中毒を引き起こしています。
原因はスープの使い回しですが、今はSNSが主流なのでこのような情報はすぐに拡散されます。
食品を取り扱う店で、食中毒を起こすのは致命的なダメージでしょう。
しかも、1度ならまだしも2回も起こせば対策をしているとは考えられません。
長年まこと食堂に通い、その味を愛していて気にならないという方ならともかく、そうでない方は間違いなく行かなくなるでしょう。
新型コロナウィルスが流行して以来、特に衛生面に関しては飲食店のみならず他の業種も最大限の注意をしています。
そんな中、例え過去であったとしても食中毒を起こす店となれば、客足は遠のいていくと考えられます。
お店の体制
最後は『お店の体制』です。
まこと食堂では、常連客を優先して入れていたようです。
外で待っている間、店主の友達と思われる地元の常連客が行列を飛び越して時々店内に入っていくのも気になりましたが、店内でも友人と思しき常連客達に優先的にラーメンが運ばれて行きます。
夢がふっとつ!
観光客が美味しいと評判を聞き食べに行くも、常連客を優先するとなれば、もうそのお店には足を運ぶこともないでしょう。
客商売の基本は『どんなお客様でも平等に扱う』です。
そうでなければ、優先された方でもいつかは優先されなくなりますし、信用が出来なくなります。
地元民を愛するのは良いことですが、商売の基本を理解してないようにも考えられます。
創業から73年間もの間地元の方のみならず、観光客に愛されていたまこと食堂が4代目に変わってから閉店に至ったのは、このように商売の基本を理解してなかったからではと考えられます。
それ以外にも新型コロナウィルスによる休業要請・解除後もしばらくは外出を控える時期でしたから、売上が減少したのも閉店に至る要因であったとは考えられます。
しかし、スープの使い回しによる食中毒や、地元民を優先し来店してくれたお客様を平等に扱わないなどの行為が信用を無くし、結果閉店へと繋がったと考えられます。
以上の事から、まこと食堂は閉店に至ったと考えられます。
そもそもまこと食堂(福島県喜多方市)とは
まこと食堂は、福島県喜多方市にある創業76年の老舗ラーメン店です。
創業者の佐藤うめさんが、喜多方産の醤油をベースに煮干しと豚骨で出汁を取る志那そばを作りました。
これが喜多方の醤油ラーメンの基礎と呼ばれる程でした。
そんな基礎を作り上げたまこと食堂では、とんこつベースの醤油ラーメンが人気です。
福島では朝食にラーメンを食べる風習があり、『朝ラー』と呼ばれています。
その為、開店時間は早く朝7:30から食事をする事が出来ます。
ラーメン以外にも、ソースカツ丼も人気で多くの人が食べています。
スープがなくなり次第終了で15時までですので、それだけで人気があるのが分かります。