今回は日本を代表する人気店であるキハチについて口コミ・評判を調査しました。
キハチの閉店理由を考察
キハチですが2024年4月現在、レストラン・カフェ業態の店舗を15店、キハチトライフルロールで有名なパティスリーを4店舗構えています。
(出典:KIHACHI)
都内を中心に主要都市にも展開しているイメージですね。
ただ、以前はもっと店舗がありました。
なぜ閉店する店舗が増えているのか背景を調査しました。
新宿のキハチイタリアンやパティスリーキハチの閉店はリニューアル
キハチの新宿地区に位置するイタリアンレストランとパティスリーキハチは、顧客に新鮮な驚きを提供し続けるため、そしてより魅力的な食体験を創出するために、2006年にリニューアルを行いました。
閉店してしまったと勘違いされている方も多そうですね。
店舗デザインも現代的な感覚に合わせ、明るく開放的な空間に生まれ変わり、お客さんがゆっくりと甘い時間を過ごせるよう配慮されています。
リニューアル後のパティスリーでは、新しいケーキや季節のフルーツを使った限定スイーツが登場し、特に若い女性客からの注目を集めていますね。
リニューアルは単に見た目を変えるだけではなく、サービスの質の向上やメニューの多様化を目指すものです。
新宿のキハチイタリアンとパティスリーキハチの変化は、地域コミュニティに新しい活力をもたらし、再訪を促す一因となっていると考えられます。
長い歴史を持つキハチブランドが、時代の変化に対応しつつ、新旧の顧客に支持され続ける理由となっているのではないでしょうか。
キハチ・銀座本店 Cafe&Barやキハチソフトクリームなどの閉店は原料費や人件費の高騰?
キハチ・銀座本店 Cafe&Barやキハチソフトクリームの閉店背景には、原料費や人件費の急激な上昇が大きく影響しています。
これらの店舗は特に、高品質な食材にこだわっており、食材の仕入れ価格が上がると直接的に経営に影響が出るのです。
海外から輸入される特定のチーズやワインの価格が、為替の変動により一気に上昇することがあります。
これらはメニューに欠かせない素材であり、価格を維持しながらも質を落とすわけにはいかないため、経営には相当な負担がかかります。
さらに、銀座地域は特に人件費が高い地域の一つであり、スタッフへの適正な賃金を支払うことが求められます。
最近では、生活費の増加に伴い、労働者側の賃金要求が高まっており、これが直接的なコストアップに繋がっているのです。
また、良質なサービスを提供するためには経験豊かなスタッフが必要であり、彼らに対する適切な給与を保証することも必須です。
これらのコストは、飲食業の利益率に直接的に影響を及ぼし、一部の店舗では採算を取ることが困難になり、結果として閉店へと追い込まれることがありますね。
どんな飲食店も円安が加速すれば事業の見直しは必須になる
日本経済での円安が進むことは、飲食店にとって大きな課題です。
円安が進むと、海外からの食材を多く使う飲食店は、仕入れコストが増加します。
これにより、料理の原価が上がり、店舗はメニューの価格を見直すか、使用する食材を変更するなどの対策を迫られることがあります。
一部の飲食店では、輸入食材の価格上昇に対応するため、国産の食材に切り替えたり、メニューから高コストの料理を減らすなどの工夫をしています。
また、食材の一括購入や価格の変動が少ない供給元との長期契約を結ぶことも一つの戦略です。
このような状況は、単に一時的なコスト削減だけでなく、継続的な事業戦略の見直しを必要としています。
円安が飲食業に与える影響は無視できないため、業界全体での対策が求められていますね。
そもそも「キハチ」とは
キハチは、創業者熊谷喜八氏によって立ち上げられた、日本を代表するレストランチェーンです。
具体的には、キハチは1988年に東京・青山で最初の店を開きました。
熊谷氏はフランス料理のエッセンスを取り入れた無国籍料理で、日本の食文化に新しい風を吹き込みました。
熊谷氏の料理は、その独創性とクオリティの高さで、すぐに食通たちの間で話題となり、キハチは高い評価を受けるようになりましたね。
現在ではキハチはレストランだけでなく、カフェやパティスリーも含め、全国に多数の店舗を展開しています。
それぞれの店舗で提供されるメニューは、季節の食材を生かした創造的な料理が中心です。
キハチ青山本店では、トリュフを使った特別なパスタや、新鮮な海の幸を活かした繊細な魚料理が楽しめます。
また、キハチのパティスリーでは、季節の果物をふんだんに使用したタルトやケーキが人気で、これらのスイーツは見た目も美しく、多くのインスタグラムユーザーによって投稿されることも多いです。
創業者の熊谷喜八ってどんな人
熊谷喜八氏は、キハチの創業者であり、日本の飲食業界で非常に尊敬されている人物です。
1952年、東京で生まれ、若い頃から料理に情熱を持ち、世界各国の料理を学びました。
特にフランスでの修行経験は彼の料理スタイルに大きな影響を与え、その後のキハチのメニュー開発に生かされていますね。
熊谷氏の哲学は、「お客様に心から喜んでもらうこと」を核としており、これが彼のビジネスの成功の鍵となっています。
熊谷氏は店舗のデザインや料理のプレゼンテーションにも細心の注意を払い、お客様が食事をするたびに特別な体験をすることができるよう努めています。
キハチ青山本店では、四季折々の食材を使ったメニューが提供され、それぞれの季節に合わせた食材の美味しさを最大限に引き出す工夫がされています。
また、熊谷氏は従業員教育にも力を入れており、キハチのスタッフ全員がお客様一人ひとりに丁寧なサービスを提供できるよう指導しています。
熊谷氏のこの取り組みは、「顧客第一」の姿勢を体現しており、多くのリピーターを生み出している理由の一つですね。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、フランス・パリの「マキシム」、「パヴィヨンロワイヤル」という名店で修行し、ポールボキューズなどと共にフランス料理を牽引していたジョエル・ロブション氏が率いていた「ホテル・コンコルド・ラファイエット」で部門シェフも務められておりました。
世界に誇れる日本人の1人です。
キハチブランドが人気の理由とは
キハチブランドが長年にわたり愛され続ける理由は、単に美味しい料理を提供するだけでなく、その背後にある熊谷喜八氏の哲学と、各店舗のユニークな雰囲気が大きく関係しているのではないでしょうか。
キハチの料理はフランス料理の技術に基づいた無国籍料理でありながら、季節ごとの新鮮な食材を用いることで、四季を感じさせるメニューが多くの人々を惹きつけています。
特に、秋には新米を使った特製リゾットや、冬には甘鯛を使った温かいスープなど、季節感あふれる料理が楽しめます。
さらに、キハチ各店舗の内装には、熊谷氏のこだわりが随所に感じられます。
例えば、東京・表参道に位置するキハチ本店では、エレガントながらも温かみのあるインテリアが、訪れる人々に心地よい時間を提供しています。
また、店舗では地元のアーティストによるアート作品を展示することもあり、食事だけでなく視覚的にも楽しめる空間が設けられているのです。
キハチの成功は、ただ美味しい料理を提供するだけではなく、顧客が何度も足を運びたくなるような特別な体験を作り出している点にあります。
熊谷氏は、レストランを単なる食事の場ではなく、「食文化を通じたコミュニケーションの場」と位置づけ、その哲学は従業員教育にも生かされています。
これにより、スタッフ一人ひとりがお客様との接点を大切にし、心からのおもてなしを行っているのですね。
このように、キハチブランドが提供するのは、単なる食事ではなく、「食」を通じた豊かな体験です。
熊谷氏の深い食に対する愛と理解が、どの店舗にも生きており、それが多くの人々に支持され続ける理由となっているのではないでしょうか。
これからもキハチは、新しい食のトレンドを取り入れつつ、伝統を守り続けることで、さらなる顧客の心を掴み続けることでしょう。
キハチはどんな人に向いている?
キハチは、美食を愛し、特別なひとときを食事で彩りたい方々にぴったりのレストランです。
大切な記念日やビジネスでの大事な会食など、特別な日にキハチを訪れるお客さまが多いですね。
キハチでは、四季折々の食材を使った創造的な料理が楽しめ、それぞれの料理は見た目も美しく、食事が一つの芸術となるよう心がけられています。
また、キハチは家族連れや友人同士のカジュアルな食事にも最適です。
キッズメニューやバリエーション豊かなアラカルトメニューがあり、どんな年代の方でも楽しめる内容となっています。
店内は落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと食事を楽しむことができますよ。