今回はいもやの口コミ・評判を調査しました。
いもやの閉店理由とは
いもやの閉店には以下の理由が考えられます。
理由1:店主の高齢化
理由2:物価高騰
理由3:飲食店とコンビニエンスストアの増加
理由1:店主の高齢化
今回いもや(神保町)は『いもや二丁目天丼店』と『とんかついもや二丁目店』が閉店となりましたが、これらはいもやの直営店となります。
これらの店舗は初代社長である『宮田三郎さん』が立ち上げましたが、二代目社長である妻の『宮田静子さん』が引継ぎました。
閉店前は高齢の為、娘の『宮田由香さん』が社長代行として店を切り盛りしていました。
いもやで提供しているおしんこやてんつゆ・ソースは自家製で全て手作りです。
提供するおしんこはその日の朝から仕込みを始めます。
同時に天ぷらのタネの仕込みをし、てんつゆ・ソースも足りなくならないように準備をする必要があり、これらは相当な重労働となるでしょう。
閉店前の数年間は手が回らず業者に発注してたとのことです。
高齢化が進むほど体力も落ちてきますので、体力がある内に引退という道を選んだのかもしれません。
理由2:物価の高騰
閉店前のいもやの価格は天丼が650円・とんかつが800円と原価率が5割を超えるほどの破格の値段設定であったとの事です。
開店当初からいもやでは、お客様にご飯をきれいに食べて下さいと『食育』をしています。
これらの行為は、ご飯の大切さとお客様に満足するまで食べて欲しいという想いがあったゆえの行動でしょう。
その為に、破格の値段設定をしていたと考えられますが、時代と共に物価の高騰が進み低価格では経営が厳しくなってきたとも考えられます。
理由3:飲食店とコンビニエンスストアの増加
昔ながらのお店で常連客も多くいると考えられますが、近隣に他の飲食店が出来ればお客様の流れも変わってきます。
選ぶ選択肢が増える事でお客様の意識も変わり、いもや以外のお店に行くことも当然あるでしょう。
また、コンビニエンスストアの増加により自宅でお弁当を食べれる事が出来るようになれば、色々な種類のお弁当を選び自宅でゆっくり食べたいと考える人も当然出てきます。
店主の高齢化・物価の高騰・飲食店とコンビニエンスストアの増加により、いもやは閉店したと考えられます。
そもそもいもや(神保町)とは
とんかついもやは、東京の神保町にあるとんかつ屋さんです。
昭和34年に開店し、約60年地域の人に愛されましたが2018年3月31に閉店しました。
直営店は閉店してしまいましたが、暖簾分けした店舗は営業しています。
『米とおしんこと味噌汁は旨いものを出せ』という初代の教えを守り、手作りのおしんこを提供するほどこだわりを持っていました。
また値段も安くすることで、学生からサラリーマンまで幅広い層のお客様の支持を得ていました。
いもやの良い口コミ
いもやの口コミで多かったのは以下の口コミです。
- 値段が安いのに美味しい
- サービスがすごい
値段が安いのに美味しい
東京都内で1000円以下か1000円台で定食が食べれるというのは、正に破格の値段設定です。
油も『かどや』を創業当時から使用し、サクッとした触感が好評です。
他にもサイドメニューで野菜や魚介類の天ぷらも頼めますので、一つの味に飽きることなく食事を楽しめます。
多くの方が定食にサイドメニューをプラスするほどサイドメニューは人気です。
定食とサイドメニューを足しても1000円台で満足するまで食べれるのが、人気の理由の一つと言っても過言ではありません。
サービスがすごい
初代社長の満足するまで食べて欲しいという想いが引き継がれているのでしょう。
ごはんが普通盛が山盛りで多いという声もありました。
女性では多いかもしれませんが、ご飯が大盛なのは嬉しいサービスです。
お味噌汁の豆腐もいっぱいとのコメントもありました。
いもやの人気メニューを紹介
天ぷら定食
いもやの人気メニューの1つは『天ぷら定食』です。
天ぷら定食の中身の具材はかぼちゃ・海苔・海老・イカ・キス・春菊の天ぷらです。
お味噌汁の中身は豆腐が多めに入っており、ご飯も多めなのでお腹いっぱいに食べれます。
自家製の天つゆには大根おろしが入っておりさっぱりとした味になっています。
油も創業当時からのこだわりである『かどや』の油を使用する事で、重くない天ぷらになっていますので女性の方でも安心して食べる事が出来ます。
えび定食
もう一つは『えび定食』です。
中身の具材は海老が4尾・春菊・海苔・カボチャが衣はサクッと、中身はジューシーになっています。
海老はぷりっとしており、春菊などの野菜の天ぷらがアクセントになり好評です。
お味噌汁やおしんこがまたほっとする味付けになっています。
最後は季節限定の商品になりますが『牡蠣』がおすすめです。
広島産の牡蠣を使用しています。
広島産の牡蠣は殻は小さめですが身は大きく濃厚な味わいとなっており、グリコーゲンが豊富で旨味が増すので他の天ぷらにも負けないくらいの人気商品となっています。
いもやはどんな人に向いている?
いもやはお腹いっぱいに家庭の味を楽しみたいという方におすすめです。
メインの定食は当然美味しいですが、それらを支えるお米やお味噌汁・おしんこなどは特にこだわりを持っており、どこか懐かしく安心する味です。
値段も安めの設定となっていますので、家庭の味を味わいたい時には特におすすめできます。