北欧パン閉店理由は？残る店舗は10店！閉店後にクラファンで復活した？口コミを紹介

今回はHOKUO（パン屋）の口コミ・評判を調査しました。

HOKUOが閉店ラッシュ？店舗数の動向

小田急電鉄の子会社である北欧TOKYOが運営するパン販売店『HOKUO』は、1988年の創業以来手作りの創作パンを提供してきました。

しかし、2022年2月末を持って全店舗である39店舗を閉店し、小田急線沿線の10店舗をパン販売の『ドング』に事業譲渡しています。

ドングとして営業するのは以下の店舗です。

HOKUOの店舗が閉店してしまう理由とは

HOKUOの店舗が閉店したのは以下の理由があります。

理由1：新型コロナウィルスによる売上減少と需要の減少

理由2：コンビニエンスストアによる影響

理由1：新型コロナウィルスによる売上減少と需要の減少

昨今の多くの店舗の閉店する理由には『新型コロナウィルス』が関係してきます。

2019年に発生し、その後日本でも大流行した新型コロナウィルスはHOKUOにも大きなダメージを与えました。

コロナ前は年間の売上高は40億円台で推移していましたが、2020年には約22億円まで減少し、その後は少し回復の兆しを見せましたが、コロナ前と比べると明らかに売り上げが減少してしまっています。

約1ヶ月に及ぶ緊急事態宣言による営業の自粛期間や、その後も多くの人が自宅で過ごす『巣ごもり』が行われたことで売上が大きく減少してしまったと考えられます。

またHOKUOは親会社が小田急電鉄ということもあり首都圏を中心に展開していました。

パンブームはコロナ過でも堅調を保っていましたが、総菜パンや菓子パンの消費は減少していました。

外出先やオフィス・学校などといった主に昼食や隙間時間に食べられていた消費分が、コロナによる影響で在宅勤務や自粛により減少してしまったからと考えられます。

と考えるとHOKUOのパンの需要は外出時に大きいと考えられ、この部分は減少してしまったのは大きな痛手と考えられます。

また、親会社である小田急電鉄にもHOKUOの閉店の原因があると考えられます。

小田急電鉄には『白いロマンスカー』と呼ばれるロマンスカー50000形VSEがあります。

こちらは2005年～2023年の運用の約18年で引退となりました。

通常は30年ほど使用するのですが、こちらのVSEの車体はアルミ合金押出形材でダブルスキンという特殊な構造になっており部品の調達も修理も困難となっています。

そして人気の高いロマンスカーを通常の使用期間より早く引退させるという事は、小田急電鉄自身の資本的余力がコロナによる影響で少なくなっているということでしょう。

現に、経営体質のスリム化を始めており、子会社や系列にもメスを入れています。

理由2：コンビニエンスストアによる影響

一昔前は美味しいパンと言えば専門店のパン屋さんというイメージを持った人も多かったでしょう。

現に専門店のパン屋さんは、それぞれに個性があり美味しいパンが多くあります。

しかし、今ではコンビニエンスストアのパンも専門店に引けをとらない位のクオリティがあります。

同じ系列店で同じ美味しいパンがどこでも買えるとなると利便性と店舗数では負けてしまう部分もあります。

2023年1月時点でコンビニエンスストアの数は約57,000店舗あると言われています。

単純な物量の面ではコンビニエンスストアに太刀打ちする事は難しいと言えるでしょう。

コンビニエンスストアの影響で売上が減少してしまった事は否定できないと考えられます。

これらの理由からHOKUOは閉店してしまったと考えられます。

そもそもHOKUO（北欧パン）とは

HOKUOは1988年に小田急線沿線を中心に東京都や神奈川県を中心に展開していました。

店頭にはリーズナブル且つ美味しいパンが並んでおり、人気のメロンパンを始め多くの創作パンがあります。

惜しまれながらもHOKUOは2022年2月末に閉店してしまいましたが、クラウドファンディングにより新たにHOKUOの店舗をオープンさせました。

新たな店舗の場所は北海道札幌市西区琴似にある激戦区です。

近くには地下鉄東西線にある地下鉄琴似駅があり、交通の便は良く、多くのサラリーマンや学生が利用する駅です。

住宅街も近くにあり、オープン当日は開店から4時間30分で3500個が完売する程でした。