今回はブックセンターいとうの口コミ・評判を調査しました。
ブックセンターいとうが閉店ラッシュ?店舗数の動向
ブックセンターいとうは2020年に創立45周年を迎えました。
それだけ歴史が長く、たくさんの方が愛用された古本屋です。
かつては八王子市内に40店舗以上ありましたが、最近閉店ラッシュに見舞われているのはご存知でしょうか。
以下はいくつかの閉店についての情報です。
- 元八王子店:2023年10月22日に閉店
- 立川西砂店:2024年1月14日に閉店
- 東中野本店:2023年8月末に閉店
2024年2月現在は日野市にある日野店のみの営業となっています。
(出典:ブックセンターいとう)
公式サイトにも記載されていますが、ポイントカードは2023年末で取り扱いが終了しているので、もしかしたら日野店閉店も遠くないのではないでしょうか。
ブックセンターいとうの店舗が閉店してしまう理由とは
なぜこんなにも長く愛され続けていたのに、閉店が立て続けに起きてしまったのでしょうか。
閉店の理由を調査してみました。
理由1:インターネットなどの普及
時代の流れにより、経営難に陥ってしまったのではないでしょうか。
なかでも、東中野本店は1980年代に多摩ニュータウンに誕生し、ブックオフとは異なる路線で運営されていました。
大学の指定教科書から子供向けの児童書、推理小説、医療系の本まで、さまざまな種類の古書を扱っていました。
しかし、2014年以降、時代の変化により、古本屋だけでなく書店全体が閉店する傾向にあります。
インターネットの普及により、店舗を持つことで在庫や光熱費、人件費がかかるため、経営が難しくなったと言われています。
また、ネットを通じての買取も増加しています。
これらの変化により、ブックセンターいとうも店舗数が減少してしまった可能性が高いですね。
理由2:物価高騰
閉店理由は、物価高騰や賃金の上昇により、一般家庭がエンタメ商品にお金を使う余裕がなくなっていることが挙げられます。
近年では特に物価高騰が目立っていますが、紙媒体については電子書籍などの普及もあり、以前から本そのものを購入する頻度が低くなりました。
それに伴い、売る本も少なくなっていっているはずです。
理由3:競合店による影響
古本屋はブックセンターいとうだけではありません。
大手チェーン店のブックオフや、ネットから行う宅配買取を扱う店舗がたくさんあります。
更に近年では、SNSの普及によりSNSから購入者を集めたり、フリマサイトを使って個人で販売する方も多くいらっしゃいます。
購入する場合は実店舗を利用される方もいらっしゃると思いますが、売るとなるとなるべく高く売りたいと思う方が多いですよね。
その場合はネットで売ったほうが、高く売れる可能性があるので、結果実店舗での取り扱いが少なくなったり、購入される方も少なくなるのではないでしょうか。
理由4:会社自体の経営難
上記で述べたものが店舗には限らず、会社全体の経営に影響を与えていた可能性が高いのではないでしょうか。
店舗数が以前は40店舗と多くあった中で、売買が減少していけば、店舗毎に発生する土地代や建物の維持費などで赤字になる可能性も高いはずです。
そもそもブックセンターいとうとは
ブックセンターいとうは、創立が昭和50年(1975年)8月1日の日本のリサイクルショップです。
書籍・コミックをはじめとして、DVD・Blu-ray・CD・ゲームソフト・ゲーム機本体など多岐にわたるユーズド商品を、お客様の思い出とともに大切に買い受け、クリーンアップして社会へ還元しています。
本・CD・DVD・GAME・Blu-ray以外にも、店舗によっては家具・家電・雑貨・食品なども取り扱っており、あなたの街の知識のリサイクルショップとして、お客様と向き合い続けています。
ブックセンターいとうの良い口コミ
ブックセンターいとうは、地域に根差した老舗書店として、多くの人に親しまれていました。
立て続けに閉店されていますが、長年の愛用者から残念に感じている方が多く、いい口コミがたくさん上がっていました。
品揃えが豊富
ブックセンターいとうは、品揃えが豊富で、探している本が必ず見つかるという口コミが多くありました。
他でなくて諦めていたものが、ここならあると安心して訪れる方も多かったのではないでしょうか。
店員さんが親切
古本屋というと場所によって陳列が独特のところもあるので、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
ブックセンターいとうでは、店員さんが親切で、丁寧な対応に安心したという声も多くあがっていました。
人と人とのコミュニケーションによる売買は、実店舗ならではの安心感と楽しさを味わえたのではないでしょうか。
居心地が良い
店内は広々としていて、他の大手古本屋にはない居心地の良さがあり、ゆっくりと本を探すことができるという口コミがありました。
また、以前は東中野本店の駐車場で、コーヒーにこだわりを持つ自家焙煎珈琲豆店RinnCoffeeがクレープの移動販売を行っていたことがあり、読書を楽しむこともできたようです。
イベントが充実
ブックセンターいとうでは、著者とのトークショーやサイン会など、様々なイベントが開催されていました。
こうしたイベントは、読書の楽しみを広げてくれる貴重な機会だったようです。
これらのイベントが地域に貢献する活動に繋がっていたのではないでしょうか。
ブックセンターいとうはどんな人に向いている?
長年にわたり、さまざまな種類の古書を扱い、学生から大人まで幅広い読者にサービスを提供してきたブックセンターいとう。
昔ながらの古本屋ならではの、雰囲気や居心地の良さは勿論、品揃えも豊富で他ではなかったものも、ブックセンターいとうでは見つけられた方も多くいらっしゃいます。
約40店舗ほどあったブックセンターいとうですが、2024年2月現在は日野店のみの営業となっています。
日野店では食品も扱っているので、本が好きな方だけでなく、少しでも安いものを購入したい方にもおすすめです。
近くに寄った際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。